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Meshtasticとは?

· 約5分

チームで山に入っているとします。携帯の電波が届かない。でも、みんなの居場所を把握して、無事を確認したい。どうやって連絡を取りますか?

Meshtasticはそのひとつの答えです。小さくて手頃な無線デバイスを使って、ローカルな通信ネットワークを作る無料のオープンソースシステムです。携帯の基地局もインターネット接続も月額料金も不要。小さなデバイス同士が直接やりとりするだけです。

どうやって動くの?

リレー走のようなものだと考えてみてください。デバイスからメッセージを送ります。届けたい相手が遠すぎる場合、間にある他のMeshtasticデバイスがメッセージを中継して届けてくれます。ネットワーク内のデバイスがお互いにメッセージを橋渡しするのです。

Meshtasticのメッシュリレー: デバイスAが送信、デバイスBが中継、デバイスCが受信

見通しが良ければ、Meshtasticは驚くほど遠くまで届きます。ただし魔法ではありません。山や密林が信号を遮ると、到達距離は大幅に短くなります。そこでメッシュの出番です。2人が直接通信できなくても、間にあるデバイスがメッセージを中継して、つながりを維持してくれます。

すべてのメッセージは暗号化されているので、他の人のデバイスを経由しても内容は非公開のままです。

Meshtasticで送れるのは、短いテキストメッセージ、GPS位置情報、温度や湿度などのセンサーデータです。音声通話、音声メッセージ、動画は送れません。アウトドアで一番大切な情報のための、静かで信頼できるデータチャンネルだと思ってください。「みんなどこにいる?」「みんな大丈夫?」

デバイスは小さくて省電力。Bluetoothでスマートフォンとペアリングできます。スマホで快適にメッセージを入力したり、地図上で位置を確認したりできます。実際の通信はバックグラウンドで無線デバイスが行います。

市場にある類似ツールと比べて、Meshtasticは驚くほど低コストです。これまで専門的な通信機器の購入を考えたことがなかったグループやコミュニティにも手が届きます。

誰の役に立つ?

正直に言うと、Meshtasticは日本ではまだ新しい技術です。合法的に使えるデバイスはまだ少なく、グローバルコミュニティは主に英語でやりとりしています。Karidaの目標のひとつは、この技術を日本の皆さんにもっと身近にすることです。

活用できるグループはたくさんあると思います。尾根を越えて分散する猟友会。電波の届かない山林で作業する林業チーム。遅れがちなメンバーの位置を把握したいハイキングクラブ。屋外で子どもたちの安全を預かる青少年団体やスカウトのリーダー。電波の届かないエリアで連携が必要なパトロールや救助チーム。そして台風や地震で基地局がダウンしたときの「プランB」を探している地方のコミュニティ。

共通点はシンプルです。電波が不安定な場所で、人の安全に責任を持つ人たちです。

SenseCAP Meshtasticデバイスと位置マーカーを表示するスマートフォン

知っておきたいこと

私たちは誇大広告より誠実さが大事だと考えています。Meshtasticは便利なツールですが、限界もあります。

すべてのメッセージが必ず届くとは限りません。厳しい地形ではメッセージが途中で失われることもあります。ただ公平に言えば、遠隔地で配信を保証できる通信ツールはほとんどありません。Meshtasticの良いところは、モバイルネットワークとは独立した通信レイヤーを、非常に低コストでチームに提供できることです。

スマートフォンの代わりにはなりませんし、専用の緊急救助装備の代わりでもありません。こう考えてみてください。Meshtasticは通信計画のひとつのピースです。他のツールとうまく組み合わせて使えます。電波があるところではスマホを使い、Meshtasticはその隙間を埋めます。本当の緊急事態には、専用の救助手段が必要です。

投資は小さく、セットアップは簡単で、正直なところ、楽しいです。インフラなしで谷の向こうにメッセージを送れたときの満足感は格別です。

試してみたいですか?

Meshtasticを理解する一番の方法は、実際にデバイスを手に取って最初のメッセージを送ることです。セットアップは10分ほどで、思ったより簡単だと驚く人がほとんどです。

初めての方は、初めてのフィールドデイチェックリストで基本を確認できます。また、Meshtasticが日本で合法かどうか知りたい方は(簡単に言うと、正しい機器を使えばOKです)、技適ガイドをご覧ください。

ご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。